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回復期リハビリテーション病棟における看護師のやりがい
回復期リハビリテーション病棟での看護師のやりがいについてのお話です。
あなたは今の仕事にやりがいを感じていますか?
やりがいは、仕事のモチベーションを維持するためにとても大切なものですよね。
給料や待遇面と同じぐらい重要、いやそれ以上に…と思われる看護師さんもいるのではないでしょうか。
私は消化器外科から回復期病棟へ転職し、転職後は以前よりも仕事にやりがいを感じられるようになったという経験があります。
やりがいがあるだけで、仕事に対する満足感も変わってくるものです。
今回は私の経験も含めながら、回復期病棟に勤める看護師のやりがいについてお伝えしたいと思います。
回復期リハビリテーション病棟 看護師のやりがい…中心は医者ではない!
回復期リハビリテーション病棟 看護師のやりがいに関するキーワードは、やはり「コメディカル」でしょう。
あなたの今までの経験で、他職種チーム医療を経験されたことがありますか?
どこの職場でもチーム医療は欠かせませんので、誰でも経験があるのではないでしょうか。
また職場によっては、医師が絶対的中心となる現場もあるでしょう。
もちろん、看護師は医者の指示に従って患者さんの看護を行うことは基本ですし、特に病院では医師の指示がなくては患者さんの病気の治療は進みません。
しかし回復期リハビリテーション病棟は少し違います。
医療チームを引っ張っていくのは、看護師などのコメディカルなのです。
なぜかというと、回復期リハビリテーション病棟で治すのは“病気”ではなく“障害とADL(日常生活動作)”だからです。
“障害とADL”を治すために必要なことは、薬や処置だけではありません。
看護師による日々の状態観察や、患者さんのADLを段階的に上げていくこと、励ましや共感といった精神面のフォローなどが最も大切なのです。
そして目標となる“自宅復帰”には、家族とのコミュニケーションや、地域の医療・介護スタッフとの連携が必要不可欠となります。
このように回復期リハビリテーション病棟では、医師は診断してリハビリテーションの指示を出してくれますが、その後は看護師とコメディカルが先頭に立って治療は展開されていきますので、やりがいがあります。
私は以前、消化器外科病棟に勤めていたので、もちろん多くの業務が医師を中心とした看護でした。
ですから回復期病棟のような、医師の指示を待つだけではなく、看護師やコメディカルが主体的に関われる現場にとても新鮮さ、やりがいを覚えました。
看護師やコメディカルの連携やアプローチ次第で患者さんの生活が良くできる、そして自宅復帰・社会復帰という目標を達成できるという現場にとてもやりがいを感じるようになりました。
回復期リハビリテーション病棟で看護師がやりがいを感じる瞬間は…
回復期リハビリテーション病棟で看護師がやりがいを感じるのは、どんな瞬間でしょうか?
回復期リハビリテーション病棟において難渋するケースとは、胃瘻による栄養摂取のまま自宅に帰る患者さんや、オムツ介助が必要なまま帰る方、高次脳機能障害が重度の方などです。
こういった患者さんの場合、家族の協力がとても必要になります。
看護師は、家族にもできるだけ病院に来ていただいて、食事や排泄などの介護法の指導を行っていきます。
やはり高齢の家族の場合はなかなか介護に慣れることが難しいので、時間をかけてゆっくり関わっていく必要があります。
家族だけでの介護が難しい場合は、訪問看護やヘルパー、デイサービスなどの社会資源の利用を検討していかなければなりません。
そうすると、介護保険認定の調整が必要となったり、ケアマネージャー等の地域スタッフに登場してもらうことになります。
そして家屋訪問による環境調整や、試験外泊の設定、ケアマネージャーと共に行うサービス担当者会議などのアプローチも実施していきます。
このように病棟内だけでなく、地域のスタッフとも協力体制を作っていくことで、最初は不安が強かった家族も安心して在宅復帰に前向きになっていきます。
とても多くのスタッフが、患者さんと家族を支えていくのですね。やりがいがあります。
なかなか病院という現場は閉鎖的な傾向もあり、他施設や他病院との関わりが行われにくいし、そのような時間がない現場もあるのではないでしょうか。
回復期リハビリテーション病棟は逆で、院外・地域といかに関わっていくか?という所に解決のキーがあると思います。
もちろん看護師は、ケースによっては業務が少し忙しくなりますし会議も増えることもあります。
しかし長期入院の中で患者さんと看護師が深く付き合っていくことで、一人一人の患者さんへの思い入れが強くなっているためか、あまり負担感は感じないものです。
むしろ在宅復帰・職場復帰は難しいかもしれないなぁと感じるような難渋したケースが自宅復帰・社会復帰を果たした瞬間、回復期の看護師として大きな達成感とやりがいを感じます。
回復期リハビリテーション病棟 看護師のやりがい…逆に、がっかりしてしまうことは?
回復期リハビリテーション病棟での看護師のやりがいには、ここまでお話ししてきたようなものがあります。
では逆にやりがいを失うことは?なんて聞きたい看護師さんもいるかもしれません。
やりがいを失うまではないですが、がっかりすることはありますね。
それは、リハビリテーションが進み、歩けなかった患者さんが徐々に歩けるようになったが、病棟で一人で動いてしまい転倒し骨折してしまうことです。
病棟だけでなく、試験外泊中にそういった事故が起こることがあります。
それは今まで長い間積み重ねたリハビリテーションが、また振り出しに戻ってしまうということです。やりがいも、失われます。
看護師もとても残念に思いますが、一番悔しいと思っているのは患者さんです。
やはり、リハビリテーションを行うことは障害が改善するだけでなく逆にリスクも含んでいます。
リスクを踏まえて細心の注意を払い、患者さんのADLを設定していく必要があります。
これは、回復期リハビリテーション病棟における看護のとても難しい所だと思います。
しかし、安心してください。病棟経験を積んでいくことや、看護師同士・他職種チームとの連携を密にしていくことで、ADL設定も安全にできるようになっていくものです。
いかにリスクの回避・事故予防を行いながら、安全に自宅へ退院していただくのか?という課題も回復期における看護のやりがいの1つではないかと思います。
回復期リハビリテーション病棟の看護師のやりがいについて、ここまで聞いてみて、どうですか?
やりがいの感じ方は人それぞれだと思いますが、回復期病棟の雰囲気は少し伝えられたでしょうか。
やはりスムーズに新しい職場に入っていくためには、これから働こうと考えている職場の情報を沢山集めることは大切ですよね。
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