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回復期リハビリテーション病棟の看護師の志望動機で、良く聞かれるものは?
回復期リハビリテーション病棟の看護師は、どういった志望動機で転職した人が多いのでしょう?
入職時の面接で必ず聞かれるのが、志望動機です。
まだ経験したことのない職場では、上手く伝えられないこともありませんか?
やはり転職を有利に進めるためには、よりリアリティな志望動機を伝えられたらいいですよね。
また、まだ職場を決めかねている看護師さんには、他の看護師の志望動機を聞くことで、転職のヒントを得られるかもしれません!
今回は私の経験から、回復期病棟への志望動機を中心にお伝えしたいと思います。
回復期リハビリテーション病棟の看護師 志望動機…急性期での看護師経験
回復期リハビリテーション病棟の看護師は、どのような志望動機で来た人が多いのでしょうか?
私は現在、回復期病棟で働いていますが、以前は消化器外科病棟で数年間働いていました。
消化器外科病棟での看護師業務は、担当患者さんの看護に加えて、手術や検査の準備・後処置、入院患者さんの受入れ(ほぼ毎日)、医師の回診の補助等がありました。
1日の流れは、業務開始の一時間前に病棟に入って、朝から入院、手術に追われ、休憩時間も座って十分に取れないほど忙しいものでした。
そして残業時間も長く、日勤でも帰りは22時を過ぎてしまうなんてことが多くありました。
とても疲れていましたが、周囲の看護師も同様に働いていたので、何も不思議に思っていませんでした。
また、消化器外科に入院していた患者さんは、入院・手術後で軽快して退院していく方もいましたが、亡くなっていく方も沢山いました。
特に若い患者さんが、癌などで家族を残して亡くなっていくようなケースでは、看護師として何とも言えない無力感を感じてしまうこともありました。
このような忙しい業務の中でも、特に働いていてよかったなと思える瞬間は、元気に自宅へ退院していく患者さんを見送る時だったのです。
ある時、看護学校の同級生に回復期リハビリテーション病棟に勤めている看護師がいて、話を聞く機会がありました。
聞いてみると、患者さんの多くがリハビリテーションを行って、入院した時よりも良くなり自宅に帰っている現場とのことでした。
更に、業務の流れもゆっくりで残業も少ないとのこと。
私は当時、回復期リハビリテーション病棟のことは何も知らなかったので、話を聞いてとても驚き、そして羨ましいなと感じました。これが志望動機です。
消化器外科病棟でも、リハビリテーションは行われていたようでしたが、リハビリ室という別の場所で行っていたので、実際に何をしているのかさっぱりわからなかったのです。
リハビリスタッフとは連携も相談もしていませんでした。
この同級生との話がきっかけで志望動機につながり、回復期リハビリテーション病棟への転職を考え始めたのです。
回復期リハビリテーション病棟の看護師 志望動機…興味を持った理由
回復期リハビリテーション病棟での看護師の志望動機の一例として、私の例を出したわけですが、以前勤めていた消化器外科病棟でも、もちろん沢山のことを学びました。
特に医療技術・知識、人の死に直面するということを学び、看護師としてとても貴重な経験であったと思います。
しかし私が気になっていたことは、外科病棟では身体の内部は良くなりますが、高齢の患者さんは手術や安静がきっかけでADL(日常生活動作)・体力が低下してしまう方も多くいたことです。
ADL・体力が低下して、自宅に帰っても生活が大変になっている患者さんもいました。
そのような患者さんの話を聞くたびに、訪問看護と連携して在宅生活までフォローできたらもっといいのに…と、仕事をしながら漠然と考えていました。
こういった経験から将来は在宅看護に関わりたいと考えていましたが、在宅現場は1人で対応しなければいけないため、責任の重さから少し気が引けていました。
もう少し、知識や経験が必要ではないかと。
そんな時に同級生の話を聞いて、急性期と在宅の中間地点である回復期リハビリテーション病棟に興味を持つことになったのです。
患者さんの生活を良くするリハビリテーションに看護師として関わってみたい、そして自宅退院をサポートするような看護をしてみたいと思ったことが志望動機でした。
また、外科病棟では労働時間がとても長かったので体力がいつまで続くのだろうという不安や、プライベートの時間が取れないことが悩みでもありました。
やりがいも得られて、残業時間ももう少し短い現場で働きたいということも動機の1つでした。
今振り返ってみると、回復期リハビリテーション病棟に転職したことで、想像していた以上の新しい知識や経験を得ることができたと思います。
残業時間も減ったので身体が楽になり、ゆっくりと仕事やプライベートについて考えられるようになりました。
将来希望している在宅看護への道も、少し現実的になってきたように感じています。
回復期リハビリテーション病棟で看護師をしたい! 志望動機の考え方
回復期リハビリテーション病棟への看護師としての志望動機は、私の場合、将来の目標(在宅看護)までを繋ぐ線上に芽生えたものであったと思います。
良い志望動機が見つからない、うまく表現ができないなと困っている看護師さんはいませんか?
志望動機はこんな看護師になりたい、こんな看護の理想がある、といった大きな目標から志望動機を考えていくのも良いかもしれませんね。
また病院側としては、もちろんやりがいを持って長く勤めてほしいと思っていますから、率直に自分にとって働きやすいスケジュール・業務内容であることも動機として大切だと思います。
特に回復期病棟は、患者さんのペースに合わせて寄り添った看護ができる人、病棟生活から在宅へと広い視野を持てる人、連携やコミュニケーションを苦に感じない人などを求めている傾向があります。
よかったら、参考にして志望動機を考えてみてくださいね。
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